堆肥と農産物 ~manure and agricultural products~
農事組合法人 北信堆肥センターの活動について
当センターの有機肥料「パワーアップ有機」を地域農家に還元し元気な土を育てます。
牛床に溜まった糞尿は、定期的にホイルローダーで搬出します。牛床を常に清潔に保ち、牛たちが快適に過ごせるよう、ふかふかのおがくずを敷きます。
牛舎から搬出された糞尿は、牛の敷料として使われたおがくずやワラなどが混ざり合った状態のまま、堆肥舎に山積みします。その量は、年間約2,000トンとなります。
山積みされた糞尿は、約6ヶ月ほどかけて何度か切り返し発酵させることで、堆肥になります。この作業は、空気を送り込み、微生物の活動を即します。
十分に発酵した堆肥は、
臭いもなくサラサラとなり、
田畑の土を軟らかくして、
植物が育ち易い土壌を造ります。
堆肥利用者(農家さん)の
メリットとは?
- ①安心安全への対応
- ・小動物や微生物が住める
環境維持 - ・水環境の改善
- ・小動物や微生物が住める
- ②美味しさの実現
- ③個性化(差別化)、
物語性の実現 - ④生産コストの削減
- ⑤化学肥料中心だった
土壌の改良 - ⑥地産地消の推進
(直売所・学校給食)
特性完熟有機肥料
パワーアップ有機
特徴
- ①十分発酵しており、土壌改良効果の高い良質な堆肥です。
- ②臭いが少なく、水分も低めであり扱いやすい。
- ③主な成分(乾物あたり)
- 窒素3.3%、
リン酸4.7%、
カリ3.5%
- C/N比11.0
- 水分含有量約40%
農事組合法人 えぼし湯の丸高原の設立と活動について
(農)えぼし湯の丸高原の田畑では、「パワーアップ有機」を利用して様々な農作物を
生産しています。
「良い信州産牛肉は市場で買えるが、だれか良い信州産の野菜や果物を提供してくれる人はいませんか?」という京都有名焼き肉店社長の一言から、京都市場へ農産物を送るようになりました。
牛肉を生産販売する小田切牧場の、野菜などの生産販売取り組み
東御牧場の年間堆肥産出量は、1,100t(550頭×2t)にもなります。
すべての堆肥を牧場の堆肥舎で保管しておくのには限界があります。
地域社会でも堆肥を消費してもらう事が、安定的な畜産経営の実現へとつながっています。
信州産の農産物を京都市場に発送
春 アスパラ・クレソンなど
夏 トウモロコシ・サンチュ・レタス
・ハンサムレタス・ズッキーニなど
秋 ぶどう(巨峰・シャインマスカット
・ながのパープル)など
冬 エリンギ・りんご・巨峰ジュースなど
農業体験学習の受け入れを通じた、
都市住民への食材供給と食育
・東御市と東京都大田区とは友好都市協定が
結ばれています。
・大田区小中学生の農業体験学習の受け入れ推進
・農業体験に参加された児童の皆さんに、
当地の農産物を食べてもらう仕組み作り
大田区小学校の学校給食への、農産物納入
の実現